Design Ooyama
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WORKS

兼松ビルディング(東京都中央区)

0000年00月00日
 
所 在 地:東京都中央区
建築面積: 1,389u
延床面積:15,526u
階   数:地下2階/地上12階
竣工年月:1993年2月
1993年 建築士事務所協会連合会 建設大臣賞
1994年 BCS賞
1994年 日本建築会作品選集掲載
企画、基本、実施設計、全般の設計責任者として参画
 
 建築の設計を、トータルで考えようとしたプロジェクトである。既存建物の解体のあり方、環境と建設のあり方、そして事業計画としてのあり方全体を見直そうとしたプロジェクトである。そこで到達した結論は必要最小限の解体と、必要最小限の工期によって、最大限の事業効果を挙げようとすることである。そのためには建築という概念を超えて、土木的スケールの発想をも採用することとなった。
 この背景には
1.
敷地が総合商社、兼松江商の本社であり、発祥の地であることによるシンボル性を、建築主が求めていた。
2.
京橋、銀座地区の高ウ制限の撤廃により建築形態の自由度が飛躍的に向上した。また徐々に事務所ビルも過剰気味となり、顧客をひきつける商業性と、工期と工事費を含めた総合的な経済性が求められてきた。
3.
社会が環境に対し厳しい視点を持ち始めた。特に建設廃材をはじめ建設公害に関心が集まり始めた。
 これらを解決するためにSD工法を開発した。地上のみ解体し、地下は再利用しながら大架構の上に高層ビルを持ち上げる工法である。
 この成果によってBCS賞だけでなく、建設大臣賞を始め各種の賞を受けるだけでなく、環境を考慮した建築として、マスコミに紹介された。
 
 
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